1. 事案の概要
ご依頼主様（20代／女性）は風俗店に勤務しておられましたが、顧客である男性のお客様とSNSで連絡先を交換して、プライベートで数回会っていることを男性客の奥様に知られました。
ご依頼主様は営業活動の一環として、言わば枕営業で肉体関係を持ちました。しかし、不倫関係を疑った男性客の奥様から通知書が送られ、不倫慰謝料400万円を請求されました。
ご依頼者様はあまりに高額な不倫慰謝料を請求されたことに驚き、どのように対応するべきか困り果ててしまいました。
2. アイシア法律事務所に依頼した理由
2.-(1) 枕営業判決を主張する事案の取扱実績
枕営業判決を利用した不倫案件とは、ホステスや風俗嬢の皆様がお客様と営業活動の一環として肉体関係を持った事案です。
キャバクラや風俗店では売上を維持するために、お客様とやむを得ず肉体関係を持つこともあります。このように枕営業の事例では、不倫と言ってもお客様から言い寄られて肉体関係を断れなかったにすぎません。
私たちは、ホステスや風俗嬢の皆様による枕営業の事例について、枕営業判決を主張して大幅に慰謝料を減額した解決事例が多数扱っています。もし、枕営業で不倫慰謝料を請求されたときは、多数の解決事例を誇る私たちにご相談ください。
枕営業事例：ホステスや風俗嬢の皆様が枕営業で不倫慰謝料を請求された事案の解決事例
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2.-(2) デリケートな問題も経験豊富な女性弁護士に相談できる
アイシア法律事務所には人生経験豊富な女性弁護士が在籍しています。不倫慰謝料を請求された女性の中には、不倫関係に伴うデリケートな問題は女性弁護士に相談することを希望される方もおられます。
不倫慰謝料を請求された事案を取り扱っている複数の法律事務所に相談されたそうですが、男性弁護士には相談しにくいということでアイシア法律事務所をお選びいただきました。
2.-(3) 電話相談の親身な対応
アイシア法律事務所は、不倫慰謝料を請求された事案について弁護士が直接電話相談の対応を行っております。数多くのお客様から電話相談の対応を評価いただいており、電話相談が依頼の決め手という方も少なくありません。
ご依頼主者様は、高額な不倫慰謝料を請求されたため電話相談をされたそうですが、対応した女性弁護士が一番親身になって対応してくれたことが当事務所を選ばれた理由のようです。
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2.-(3) プライバシーを懸念されるご依頼主様に早期解決を提案
ご依頼主様は、不倫慰謝料を請求されたことが大事になることを恐れていました。弁護士に依頼すると不倫慰謝料の減額金額にこだわるあまり、問題が長期化するのではないかと不安を抱いておられているようでした。
しかし、アイシア法律事務所ではご依頼主様が円満・早期の解決を望まれる場合は、その方針に従って対応を行います。本件でもご依頼主様は円満でスピーディーな解決を望んでおられました。
ご依頼主様のご意向を踏まえてアイシア法律事務所の弁護士は相手方と熱心にやり取りをすることや、可能な限り裁判を行わずに円満に解決すること等の早期解決案を提案したことを評価いただいたようです。
3. 解決までの流れ
3.-(1) 「枕営業判決」に基づく主張
水商売や風俗業で働いている女性がお客様との不倫に基づいて慰謝料を請求された場合は「枕営業判決」に基づく主張が可能です。
水商売・風俗業界ではお客様と連絡先を交換して、プライベートで会ったり、メールで行為を伝えることもあります。しかし、本気の交際というよりは、あくまでもお客様を繋ぎとめることも目的の1つである「枕営業」の側面は否定できません。
枕営業は響きは悪いですが、お客様と肉体関係を持って不倫慰謝料を請求されたときは慰謝料の減額理由になります。
裁判所も、「枕営業」であると認められる場合は顧客の性欲処理に商売として応じたものに過ぎず、顧客の妻に対する不法行為に該当しないと判断しています（枕営業判決：東京地裁平成26年4月14日）。
本件でも、風俗業勤務を通じて知り合った顧客と肉体関係を持った事案であるため、枕営業判決の趣旨が妥当することを主張しました。またご依頼主者様は男性のことをお客様として対応していたのでプライベートのことは男性客の職業と家族がいるということしか知らなかったことも主張しました。
3.-(2) 早期解決のために努力
ご依頼主者様は本件を早期解決することを望んでおりました。そのため早期解決の方針に従った減額対応を行いました。
まず、ご依頼者様は知らなかったこととはいえ奥様に不快な思いをさせたことは事実です。そのため、奥様に対して謝罪をする気持ちはありました。そこで、奥様に対して不快な思いをさせたことへの反省と謝罪を文章で伝えました。
さらに、諸々の事情を踏まえると不倫慰謝料の支払義務はないこと、他方で早期解決ができるのであれば迷惑料をお支払いする意向はあることを伝えました。枕営業判決の存在や、ご依頼主様にとって男性はお客様でありプライベートのことをほとんど知らなかった事情が減額材料となりました。
4. 解決結果：請求された不倫慰謝料400万円に対して解決金約50万円の支払いで示談成立・解決期間約3か月
最終的に奥様の弁護士も提案内容に同意してくれたため、解決金約50万円程度を支払う内容で示談を成立させることができました。
無事にこちらからの提案で合意ができ和解に向かいました。一般的に不倫慰謝料の相場は100万円から300万円とも言われていますが、枕営業判決の主張を行って大幅な減額を実現しました。
またご依頼主様の法律相談から約3か月で解決することができ、ご意向通りの早期解決を実現できました。
アイシア法律事務所は銀座という立地のため、水商売・風俗業界で働く女性のお客様からの法律相談も多数あります。ホステス等をされている方が顧客の奥様から不倫を疑われて不倫慰謝料を請求される事案は非常に多いです。
しかし、ホステスや風俗嬢が営業活動の一環としてお客様と肉体関係を持ったとしても、枕営業にすぎません。枕営業で不倫慰謝料を請求されたときは枕営業判決を主張して慰謝料の減額を測ることができます。
不倫慰謝料を請求された場合の減額対応について法律相談と見積りは無料です。正弁護士直通の電話による無料法律相談も行っております。不倫慰謝料を請求された場合は、まずはお気軽にお問合せください。
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