解決事例:子どもの母親になって欲しいと頼まれ…訴訟を起こされたものの120万円を支払って円満和解で

1. 事案の概要

ご依頼主様(50代女性)は、子どものいる既婚男性と出会い、親しく交友関係を続けているうちに男性から交際を求められまれました。当初ご依頼主様は、不倫は出来ない旨を伝え、交際を拒否していました。

しかし、男性から①夫婦生活は破綻しており、離婚に向けた手続きが進んでいると告げられたこと、②男性の子どもの母親になってほしいと頼まれたことから交際を承諾しました。ご依頼主様は、悩みましたが、男性が奥様と離婚するのは時間の問題であり、男性がご依頼主様との結婚を真剣に考えていると考えるに至ったのです。

男性は約束通り奥様との同居関係を解消し、ご依頼主様と男性は同居を始めました。そして、これを知った男性の奥様が精神的損害を受けたとしてご依頼主様に対して慰謝料請求訴訟を起こしました。

 

2. 私たちに依頼した理由

 

2.-(1) テレビ番組に多数出演の実績


私たちは、ニュース番組等において、テレビ局から法律の専門家として意見を求められてコメントを行っております。テレビ番組に多数出演させていただいていることは、国民の代弁者であるメディアの皆様からご信頼いただいていることに他なりません。

今回のご依頼主様におきましても、テレビで私たちの弁護士が出演しているのをご覧になり、当事務所に信頼を抱かれてご来所されました。

また、私たちは慰謝料を請求された事案について多数の慰謝料減額実績があります。解決事例については『慰謝料請求された事案の解決事例』のページもご覧ください。

 

2.-(2) 戦う姿勢の訴訟対応

弁護士事務所の中には可能な限り裁判・訴訟を回避して、交渉で解決しようと考えているところも少なくありません。私たちも、いたずらに紛争を激化させることはしませんが、他方で理不尽な要求や訴訟提起に対しては断固とした対応を行っております。

慰謝料を請求されたとき、弁護士にとって話し合いで解決できれば少ない労力で効率的に案件を処理できます。しかし、裁判・訴訟を恐れるあまり弱腰な対応では、相手方に足元を見られて、かえって紛争が長期化することもあります。

私たちは、慰謝料請求に対応する案件を扱う中で、真摯かつ誠実に対応する一方で訴訟対応も恐れず戦う姿勢で対応することをポリシーとしております。断固とした姿勢のおかげで相手方が訴訟を躊躇して交渉で解決できることも少なくありません(私たちは約86%の事案を交渉で解決しています。)。訴訟になった事案ではご依頼主様に最大限有利になるように徹底的に戦うことを心がけております。

私たちは示談交渉から訴訟に至るまで数多くの事件を解決しております。慰謝料の減額要素を丁寧に主張し、慰謝料の減額に励んでおります。

 

3. 解決までの流れ

男性の奥様は訴訟を起こし、330万円の慰謝料を求めましたが、審理の結果、請求された慰謝料の全額を支払う必要はないとの結論になりました。裁判官から和解の勧めがあり、既婚男性の奥様は全額の慰謝料請求を諦めて裁判上の和解に応じ、最終的にご依頼主様が支払うのは120万円に落ち着きました。

今回は男性の奥様側が譲歩して和解で決着したため、裁判所側がどのような事情を考慮して慰謝料を減額するべきと判断したかは明確ではありません。しかし、本件では、①ご依頼主様が、男性の奥様から婚姻関係が破綻している旨を聞かされおり、不貞行為であるとの認識がなかった可能性が否めないこと、②男性との同居は、男性が奥様との離婚手続き中にあり、男性の生活の拠点を確保するためやむを得ずしたものであったこと、③交際前から離婚協議をしていたおり不貞行為のみが婚姻関係破綻の原因ではなかったこと等が考慮されたものと思われます。

 

 

4. 解決結果:慰謝料を210万円減額することに成功。

最終的に、ご依頼主様が男性の奥様に慰謝料120万円を支払う形で解決できました。

裁判を起こされて330万円の慰謝料を請求されたご依頼主様は当初不安を感じておられましたが、私たちにご依頼されたため慰謝料を210万円減額し、約4カ月で解決を図ることができました。

訴訟・裁判を起こされたときでも請求された慰謝料を減額することができます。訴訟・裁判を起こされた事案は、裁判所から届いた資料をご持参いただくか、またはFAX・メール等でお送りいただければ弁護士が無料で法律相談に応じます。まずは悩まず、お気軽にお電話でお問合せください。

 

 

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