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不倫慰謝料を請求する内容証明郵便と訴状の効果

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慰謝料請求の内容証明郵便と訴状の効果

不倫慰謝料を請求された場合、弁護士名義の内容証明郵便や訴状が届くことがあります。今回は不倫慰謝料減額の基礎知識として内容証明郵便と訴状の効果を解説します。

(1)      内容証明郵便の効果

①内容証明郵便とは

内容証明郵便が届いたと聞くと何か恐ろしいことが起こったように感じられるかもしれません。しかし、あなたは、内容証明郵便は何かをご存知ですか? 不安になるのではなく、一度落ち着いて考えてみてください。

答えは・・・

ただの郵便物です。

内容証明郵便は単なる郵便物にすぎません。普通の郵便と異なるのは、どのような内容の郵便物がどの時点で届いたか記録が残るだけです。内容証明郵便は、弁護士を通じて不倫慰謝料を請求される場合だけでなく、弁護士以外の方が例えば賃貸借契約を解除するとき等に使うこともあります。

②内容証明郵便の仕組み

内容証明郵便の仕組みは簡単です。

まず、どのような内容の郵便物を送付したか分かるのは、郵便局に相手方に送付した書面と同内容の書面を提出し、郵便局が当該書面を保管しているからです。

また、郵便物を相手方が受領したときは、郵便局から配達証明書を受領するので、いつ郵便物が届いたかが分かるのです。

③なぜ内容証明郵便が使われるのか?

不倫慰謝料の請求には時効があります。しかし、不倫慰謝料を請求されると6か月は時効が完成しない効果があります(催告:民法153条)。また、不倫慰謝料を請求されたのに長期間放置すると、不倫慰謝料請求に対して誠実に対応しないとして慰謝料増額事由を主張されることがあります。

そのため、不倫慰謝料の請求がいつ届いたかは請求側にとって重要な事実です。そのためにどの時点で不倫慰謝料を請求されたかを記録するために内容証明郵便が利用されます。他方で、内容証明郵便だからといって記録が残る以上の法的効果はありませんのでご安心ください。

内容証明郵便で不倫慰謝料を請求された場合、支払期限や連絡期限が定められていることが多いです。従って、速やかに弁護士と相談して期限内に対応することが望ましいです。期限内に対応しないと訴訟を起こされる場合があるので注意が必要です。

(2)      訴状の効果

①まずクイズです。

あなたは、裁判所は真実を探求し、正義を実現してくれると思いますか?

答えは・・・

民事事件では「No」と思っておいた方が良いです。

「裁判所は正義の味方だから、不倫慰謝料を請求される理由がないのだから裁判になっても大丈夫」とあなたが思っておられるのであれば大きな勘違いです。

不倫慰謝料を請求される裁判は民事裁判と言います。民事裁判では、原則として真実か否かと関係なく、当事者の主張立証で結果が決まります。あなたが何ら主張していないのに、裁判所が真実を探求する等ということはあり得ません。

②訴状が届いた場合は要注意

不倫慰謝料を請求する訴状が届いた場合、相手方は裁判所に訴えを提起したことになります。

上述のとおり、裁判所は正義やあなたの味方ではありません。裁判を起こされたのに放置すると、裁判所はあなたが相手方の言い分を全て認めたことにして判決を行います。相手方から請求された通りに不倫慰謝料の支払義務を負う可能性があります。

③訴状が届いた場合の対応

訴状が提出されると、あなたのところに「第1回口頭弁論期日呼出状及び答弁書催告状」が届きます。ここに記載された口頭弁論期日に出頭するか又は答弁書を提出しないと、相手方から訴状で請求された通りの不倫慰謝料が全額認められる場合があります。

まずは第一回口頭弁論期日の対応をスタートするべきです。訴状の内容を確認し、事実と異なる点がないかをチェックして裁判所に主張します。もっとも、裁判が起こされた場合はあなたが自分で対応することが困難なことがほとんどでしょう。早めに弁護士に法律相談されることをおすすめします。

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④その他訴状の効果

なお、訴訟を起こされて不倫慰謝料を請求された場合、実務上は不倫慰謝料金額の10%程度の弁護士費用も加算して請求されてしまいます。これも不倫慰謝料の請求が訴訟段階に至った場合の効果と言えます。

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