【プラトニック不倫】慰謝料を請求された実例|肉体関係なしでも支払義務は?

この記事で分かること

  • プラトニック不倫で慰謝料を請求されたとき、支払義務が問題になるポイント
  • ホテルの出入りがあると不利になりやすい理由と、争い方の方向性
  • 請求額(例:数百万円)が妥当かどうかの見立て方(相場の考え方)
  • プラトニックラブの実例として、どう整理・交渉すると「減額・早期解決」に近づくか

はじめに|プラトニック不倫で慰謝料を請求されたあなたへ(実例ベース)

「肉体関係はないのに、不倫慰謝料を請求された」
この状況は、頭では「身に覚えがない」と思っていても、現実には強い不安が押し寄せます。

特に多いのは、次のような悩みです。

  • 本当に支払う必要があるのか
  • 請求額(例:数百万円)は相場として妥当なのか
  • 家族や職場にバレずに解決できるのか
  • どう動けば、減額早期解決につながるのか

プラトニック不倫 慰謝料(請求された) 実例」で情報を探している方が、まさに今知りたいポイントだと思います。

結論から言うと、肉体関係がないなら、一般には「不貞行為があった」と直ちに決めつけられるわけではありません。
ただし現実には、請求する側(配偶者側)は「肉体関係があったはずだ」と主張することが多く、**証拠や外形的事情(特にホテルの出入りなど)**によっては、争点がこじれやすい点に注意が必要です。

この記事では、プラトニック不倫の“実例”を踏まえつつ、

  • 何が争点になるのか(支払義務・証拠・推認)
  • 金額がどう決まるのか(相場の考え方)
  • どう動けば、減額・早期解決・秘密保持に近づくのか

を、できるだけ分かりやすく整理します。

(執筆者)弁護士 坂尾陽(Akira Sakao -attorney at law-)

2009年      京都大学法学部卒業
2011年      京都大学法科大学院修了
2011年      司法試験合格
2012年~2016年 森・濱田松本法律事務所所属
2016年~     アイシア法律事務所開業

不倫慰謝料に詳しい坂尾陽弁護士

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結論サマリー|プラトニック不倫でも「高額請求」→「減額・早期解決」できた実例

今回取り上げる「プラトニック不倫 慰謝料(請求された) 実例」は、本人としては肉体関係がない一方で、外形的事情から疑われ、高額請求に発展したケースです。
しかし、事実関係の整理と交渉方針の立て方次第で、大幅な減額短期間での解決につながりました。

まずは、結論となるポイントをまとめます。

  • 請求された金額:300万円
  • 解決金(示談金):100万円
  • 減額幅:200万円の減額
  • 解決までの期間:約1か月の早期解決
  • 重要な争点:肉体関係がないのに、ホテルの出入りがあったことで疑われた
  • 重要なニーズ:家族に内緒で解決したい(秘密保持)

ここで強調したいのは、「プラトニックだから大丈夫」と楽観してよい、という話ではありません。
一方で、「請求された=全額払うしかない」という話でもありません。

プラトニック不倫の慰謝料問題は、法律の知識だけでなく、**事実関係の整理(どう説明できるか)**と、**交渉の進め方(どの順番で何を主張するか)**で結果が変わりやすいのが特徴です。

なぜこのようなケースが「肉体関係なし」でも請求に発展するのか、経緯を整理します。

事案の概要|なぜプラトニック関係でも慰謝料問題に発展したのか

本件は、過去に面識のある既婚男性と久しぶりに再会し、その後、食事に行く関係が続いたところから始まります。
こうした再会をきっかけに、距離が縮まりやすいこと自体は珍しくありません。

問題は、その後の「会い方」です。

2人は、人目を避けて落ち着いて話せる場所を探す中で、ホテルで会うようになり、複数回の出入りが生じました。
本人の認識としては、あくまで **肉体関係はない(プラトニック)**関係だったとしても、第三者から見れば「不貞行為があったのでは」と疑われやすい状況になってしまいます。

その結果、相手(既婚男性)の配偶者にホテルの出入りを知られ、
「肉体関係があったはずだ」「配偶者として精神的苦痛を受けた」
として、**不倫慰謝料の請求(300万円)**を受けることになりました。

プラトニック不倫で慰謝料を請求された方が、最初に理解しておくべき落とし穴はここです。

  • 当事者は「肉体関係はない」と思っている
  • しかし請求する側は「ホテルに入った=肉体関係があったはず」と疑う
  • その結果、**高額請求が“先に来る”**ことがある

この時点で、請求された側は金額だけでなく、
「家族にバレたらどうしよう」「職場に影響が出たらどうしよう」
という不安も同時に抱えることになります。

このタイプのケースで必ず整理したい「支払義務」「証拠(推認)」「相場の考え方」を、基本から説明します。

争点整理|プラトニック不倫と慰謝料請求の基本(支払義務・証拠・相場)

プラトニック不倫で慰謝料を請求された場合、最初に整理すべき争点は大きく3つです。

  • そもそも、**支払義務が生じる前提(不貞行為の有無)**があるか
  • 相手方が主張する「不貞行為」が、証拠や状況から推認されるか
  • もし支払義務が問題になるとしても、請求額が妥当か(増減要素)

ここを曖昧にしたまま動くと、不要な発言や対応で不利になったり、逆に本来主張できる減額ポイントを落としてしまうことがあります。
順番に見ていきます。

「肉体関係なし」でも請求され得るのはなぜ?

不倫慰謝料(第三者に対する請求)は、一般に「配偶者のある人との不貞行為」により婚姻共同生活の平和が侵害された、という考え方を土台にします。
そのため、事実として肉体関係がないのであれば、法律上は「支払義務が当然に認められる」とは限りません。

しかし、実務の現場で厄介なのは、次の構図が起きやすい点です。

  • 請求する側は「肉体関係があった」と疑っている(または、そう主張してくる)
  • 請求された側は「肉体関係はない」と言う
  • 結局、**外形的事情から“そう見えるか”**が争点になる

つまり、プラトニック不倫の慰謝料問題は、「言い分」ではなく、状況・証拠・説明の一貫性が強く問われます。

慰謝料請求で見られやすいポイント(行為・状況・証拠)

肉体関係の有無をめぐる局面で、実務上、よく問題になりやすいポイントは次のとおりです。

  • 会っていた場所(密室性があるか/第三者の目があるか)
  • 会う頻度・期間(単発か、継続的か)
  • 深夜帯の滞在や宿泊があるか
  • メッセージ・通話履歴(親密さが強い内容か、性的な内容があるか)
  • 金銭のやり取りや贈り物の有無
  • 相手が既婚者であることを知っていた(または知り得た)か

「肉体関係はない」と思っていても、これらの事情が積み重なると、相手方は「不貞行為があった」と主張しやすくなります。
逆にいえば、減額・早期解決を目指すなら、ここに直結する事実整理が不可欠です。

ホテル出入りがあると何が不利になりやすい?

プラトニック不倫の慰謝料請求で、特にリスクを上げやすいのが ホテルへの出入りです。

理由はシンプルで、一般的な感覚としても、

  • 成人の男女が2人で
  • ホテルに入り
  • 一定時間滞在する

という事実は、「通常は肉体関係があるのでは」と疑われやすいからです。

そのため、請求された側が「肉体関係はない」と主張する場合には、単に否定するだけでは足りません。

  • なぜホテルに行く必要があったのか
  • その説明が具体的で、一貫しているか
  • 他の事情(連絡内容や行動)と矛盾しないか

といった形で、疑い(推認)を弱めるための材料を、冷静に整えていく必要があります。

「推認」を強める事情/弱める事情(考え方)

ホテル出入りがある場合でも、見られ方には濃淡があります。
一般的には、次のような観点で「推認(疑いの強さ)」が変わります。

  • 推認が強まりやすい事情:深夜帯・長時間滞在・複数回の利用・宿泊、性的な内容のやり取りがある など
  • 推認を弱める方向の事情:ホテル利用の理由が具体的に説明できる、説明が一貫している、他の証拠と整合している など

ポイントは、「プラトニックだから安全」と思い込むのではなく、**第三者の目線で“どう見えるか”**を前提に、リスク評価と対応方針を立てることです。

慰謝料額が上下しやすい要素(相場の見方)

慰謝料の金額は、請求書に書かれた金額がそのまま通るとは限りません。
相場は、個別事情の組み合わせで上下します。

一般的に、金額に影響しやすいのは次のような事情です。

  • 婚姻関係がどうなったか(離婚の有無、別居の有無、夫婦関係悪化の程度)
  • 交際の期間・頻度(短期か、長期か)
  • 悪質性(だましていた、挑発的な言動がある、繰り返し約束を破る など)
  • 未成年の子がいるか等、家庭への影響

このように、相手が「300万円」と言ってきても、それが直ちに「支払うべき相場」とは限りません。
ただし、放置や感情的な応答は不利になりやすいため、早い段階で争点を整理し、必要なら専門家に相談して進め方を設計することが重要です。

減額・早期解決のポイント|本件で効いた整理と交渉方針(プラトニック不倫の慰謝料対策)

プラトニック不倫で慰謝料を請求された場合、減額や早期解決の可否は「気合」では決まりません。
大切なのは、次の3点を順番に整えることです。

1つ目は、争点(支払義務・推認・金額)を外さないこと
2つ目は、事実関係の説明を一貫させること
3つ目は、相手方の感情や暴走リスクをコントロールしながら、着地点を作ることです。

本件では結果として、請求300万円に対し解決金100万円で合意し、200万円の減額につながりました。
このような着地を目指すうえで、実務的に効きやすいポイントを、できるだけ具体的に解説します。

「肉体関係がない」主張は“言うだけ”では弱い|事実整理の作り方

「肉体関係はないです」と伝えるのはスタートに過ぎません。
なぜなら、請求する側は往々にして「それなら、なぜ密室(ホテル)に行ったのか」と反論してくるからです。

ここで重要になるのが、“肉体関係がない”を支える周辺事実の整理です。ポイントは「細かく」ではなく「筋が通っている」こと。具体的には次の順番で整理します。

  • いつから、どのように会うようになったか(出会い直し・連絡のきっかけ)
  • 会う頻度・期間(短期/中期/長期のどれに当たるか)
  • 会う場所の変化(食事→会話目的の場所へ、などの流れ)
  • 問題視されている行動(ホテル出入り等)が「いつ・何回」あったか
  • その行動を選んだ理由は何か(説明は具体的か/矛盾はないか)
  • やり取りの内容(恋愛感情の有無、性的な話題の有無)

この整理ができると、交渉の場で「否定」だけでなく、**説明(ストーリー)**ができます。
プラトニック不倫の慰謝料問題は、まさにこの“説明の質”が結果に直結しやすい分野です。

また、あなたが「肉体関係はない」と思っていても、相手方が「あるはず」と決めつけている場合、やり取りが過熱してしまうことがあります。
そのときに必要なのは、感情に引きずられず、一貫した説明を繰り返すことです。ここでブレると「やっぱり隠している」と見られ、不要に火がつきます。

MEMO

プラトニック不倫(プラトニックラブ)の実例を探している方は、「同じ状況なら自分も大丈夫」と思いがちです。
しかし実務では、“大丈夫かどうか”は関係性のラベルではなく、外形的事情と説明の整合性で評価されやすい点に注意してください。

婚姻関係が継続している場合は、金額評価で争える余地がある

慰謝料は「相手がどれだけ傷ついたか」をお金に置き換える性質があるため、金額はケースにより幅があります。
その中で、実務上とくに影響しやすい要素の1つが、婚姻関係がどうなったかです。

たとえば、請求する側が「離婚に至った」「別居になった」「家庭が壊れた」と強く主張できる事情があると、金額が上振れしやすい傾向があります。
逆に、客観的には婚姻関係が継続している場合、請求額が高すぎるケースでは、金額面で落としどころを探りやすい場面があります。

もちろん、「継続している=必ず安い」という単純な話ではありません。
ただ、請求がいきなり高額(数百万円)で来たときに、交渉の入口として

  • 家庭が客観的にどうなっているのか
  • どこまでの損害(精神的苦痛)を前提にしているのか
  • 請求額の根拠がどこにあるのか

を冷静に整理し、“金額の根拠”を具体化させることで、減額の余地を作れることがあります。

家族・職場にバレずに解決するための「段取り」こそが重要

「減額できればそれでいい」と思っていると、別の落とし穴があります。
それが、家族や職場に知られてしまうリスクです。

慰謝料請求を受けると、相手方は強い怒りや不安を抱えています。
そのため、感情が高ぶると「配偶者に言う」「職場に連絡する」といった方向に進みかねません。

秘密保持を重視するなら、最初から次のような段取りで“事故”を防ぐことが大切です。

  • 連絡窓口を一本化する(あなたが直接やり取りしない)
  • 連絡手段を整える(電話・SNSの突発連絡を避け、記録が残る形に寄せる)
  • 「期限」と「目的」を明確にする(いつまでに何を合意するか)
  • 相手方に“暴走するメリットがない”状態を作る(冷静に交渉する方が早く解決できると示す)

特に、あなたが直接連絡を続けると、言葉尻を取られて炎上したり、意図せず不利な発言をしてしまうことがあります。
早期解決・秘密保持を狙うなら、**交渉の設計(誰が・何を・どの順番で)**が最重要です。

「プラトニックだから説明すれば分かってもらえる」と期待してしまう方は多いです。
でも実際には、相手方は疑いと怒りの中にいます。大事なのは“正しさ”より、早く安全に着地させる設計です。

本人同士ではプラトニックだと分かっていても、配偶者は疑心暗鬼です。このギャップをどう埋めるかがポイントです。

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解決までの流れ|相談から示談まで、何をどう進めたか(タイムライン)

プラトニック不倫で慰謝料を請求されたとき、頭が真っ白になって「とにかく謝ればいいのでは」と考える方もいます。
しかし、謝り方や連絡の取り方を間違えると、かえって不利になり、長期化することがあります。

そこでここでは、本件のようなケースで一般的に現実的な「流れ」を、タイムラインとして整理します。

ステップ1:請求内容の確認(何が言われているのかを“言語化”する)

最初にやるべきは、感情の整理ではなく、請求の中身の確認です。具体的には、

  • 誰が誰に請求しているのか
  • いくら請求しているのか
  • いつまでに支払えと言っているのか
  • 根拠として何を挙げているのか(ホテル出入り、メッセージ等)

を、メモでもいいので“言語化”します。

ここが曖昧だと、交渉方針が立ちません。

ステップ2:事実関係の整理(「否定」ではなく「説明」へ)

次に、あなたの側の事実を整理します。
このとき、都合の悪い点を消したくなりますが、交渉で一番危険なのは、後から説明が変わることです。

  • いつから会ったか
  • 何回会ったか
  • どんな場所に行ったか
  • なぜその場所だったのか
  • 肉体関係はないと説明できる事情は何か

このあたりを、短い箇条書きに落とし込みます。
「プラトニック不倫 慰謝料(請求された) 実例」を探している人にとって、ここが最も不安な部分ですが、実務ではこの整理が勝負です。

ステップ3:交渉の入口を作る(感情の火消し+条件提示)

交渉では、いきなり金額の話から入ると揉めます。
まずは、相手方が言いたいことを一定受け止めつつ、こちらの基本姿勢を明確にします。

  • 肉体関係がない点は一貫して主張する
  • ただし、相手方の不安・怒りを刺激しない言い回しにする
  • 解決に向けて、いつまでに合意するか(期限)を設定する

この「入口」ができると、相手方が“暴走”より“交渉”を選びやすくなります。

ステップ4:着地点を作る(示談書・支払い・清算)

最後は、合意内容を明確にして清算します。
とくに重要なのは「後から蒸し返されない形」にすることです。

一般に示談書では、

  • 解決金(示談金)の金額と支払方法
  • 追加請求をしないこと(清算条項)
  • 口外禁止(秘密保持)
  • 接触禁止(必要に応じて)

などを整えます。

早期解決を目指すほど、ここが雑になりがちですが、雑にすると再燃しやすいので注意が必要です。

請求された直後のToDo|最短で損しないための初動(プラトニック不倫)

「今すぐ何をすればいい?」という不安が一番強いのが、請求直後です。
ここでは、プラトニック不倫で慰謝料を請求された方が、まず押さえるべきToDoをまとめます。

まず確認するべき書類・期限(放置が一番危険)

最初に確認するのは、次の2点です。

  • 期限が書かれているか(支払期限、回答期限など)
  • 請求の形式が何か(ただの連絡/書面/より強い手続の通知 など)

期限があるのに放置すると、相手方が次の行動に出やすくなります。
「プラトニックだから放っておけば終わる」は、現実には危険です。

やってはいけない対応|“秘密保持”と“減額”が遠のく典型

ここは本当に重要です。良かれと思ってやったことが、最悪の結果を呼ぶことがあります。

注意:やってはいけない対応
  • 感情的に反論する(挑発・煽り・長文での言い争い)
  • その場しのぎの謝罪で「肉体関係があった」と誤解される表現をしてしまう
  • SNSや友人への相談で、情報が拡散する
  • 相手方や不倫相手に何度も連絡して、証拠(ログ)を増やす
  • 「払わない」と断言して関係を悪化させる(交渉の余地を消す)

特に「謝れば丸く収まる」と思って、焦って連絡してしまう方がいます。
しかし、言葉尻を取られて不利になったり、相手方の怒りを刺激して長期化することがあります。

早めに弁護士へ相談した方がよいケース(プラトニックでも例外ではない)

プラトニック不倫の慰謝料問題は、軽そうに見えて実は難しいです。なぜなら「肉体関係がない」という主張が、外形的事情(ホテル出入り等)とぶつかると、説明設計が必要になるからです。

次のいずれかに当てはまる場合、早めの相談が現実的です。

  • 請求額が高額(数百万円など)で、根拠が曖昧
  • ホテル出入りなど、相手方が強く疑う事情がある
  • 家族・職場にバレたくない(秘密保持が最優先)
  • 相手方の言動が強く、暴走の気配がある(連絡頻度が多い、脅しに近い等)
  • 早期解決を望むが、どう交渉すべきか分からない

「プラトニックラブの実例」を読むだけで安心せず、あなたの状況に合わせて“事故を防ぐ設計”をすることが大切です。

よくある質問|プラトニック不倫で慰謝料を請求された場合の疑問

ここでは、「プラトニック不倫 慰謝料(請求された) 実例」を探している方からよく出る質問に、できるだけ分かりやすく答えます。

ホテルに入っただけでも慰謝料を払うことになる?

「ホテルに入った=必ず支払う」とは限りません。
ただし、ホテル出入りは“疑い(推認)”が強まりやすい事情なので、相手方が強気になりやすいのは事実です。

重要なのは、

  • どういう経緯でホテルを選んだのか
  • 説明が具体的で一貫しているか
  • 他の証拠(メッセージ等)と矛盾しないか

を踏まえて、支払義務や金額の見立てをすることです。

「プラトニック」なら慰謝料はゼロ?

「プラトニック」という言葉だけでゼロとは決まりません。
実務では、関係性の呼び方よりも、外形的事情や証拠の状況、相手方の主張の強さによって争点が決まります。

そのため、プラトニック不倫で慰謝料を請求された場合は、
「ゼロのはず」と決めつけるのではなく、支払義務が問題になるポイントを冷静に整理することが重要です。

請求が高すぎる(例:300万円)とき、どう考える?

請求額が高額でも、それがそのまま通るとは限りません。
ただし「高すぎる」と感じるときほど、感情的に反論してしまいがちで、それが一番危険です。

まずは、

  • 相手方が何を根拠にその金額を言っているのか
  • 婚姻関係への影響(離婚・別居の有無等)が客観的にどうか
  • 交際期間・頻度・悪質性として主張され得る点が何か

を整理し、金額の根拠を具体化させたうえで交渉します。

家族にバレずに解決できる?

可能性はあります。むしろ家族バレ・職場バレを防ぐために当事務所に依頼されたケースでは、ご本人が途中で事情を打ち明けようと考えを変える等の例外的な事情がない限り、ほとんどではバレずに解決できています。
ただし「放っておけばバレない」ではなく、バレないための段取りが必要です。

  • 連絡窓口の一本化
  • 不要なやり取りを増やさない
  • 相手方に暴走のメリットを与えない(交渉で早く着地する設計)
  • 示談書で口外禁止を整える(必要に応じて)

こうした積み重ねで、秘密保持の実現可能性は上がります。

早期解決は可能?どれくらいの期間が多い?

早期解決は十分にあり得ます。
ただし、早く終わらせるには「事実整理」「交渉の入口」「着地点の設計」が必要で、どれかが欠けると長期化しやすいです。

「すぐ払って終わらせたい」と焦るほど、不利な合意をしやすいので、スピードと条件のバランスを見ながら進めることが大切です。

まとめ|プラトニック不倫で慰謝料を請求されたら、まず“争点整理”から

プラトニック不倫で慰謝料を請求されたとき、最初は「肉体関係がないのに、なぜ?」という気持ちになると思います。
しかし実務では、相手方が疑っている以上、外形的事情と証拠の見られ方が争点になり、放置や感情的対応は状況を悪化させがちです。

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 「肉体関係なし」でも、状況次第で慰謝料請求は起こり得る(特にホテル出入りは争点化しやすい)
  • 請求額が高額でも、支払義務や金額はケースで変わるため、まず争点(支払義務・推認・相場)を整理する
  • 減額・早期解決の鍵は、「否定」ではなく「一貫した説明(事実整理)」と「交渉の設計」
  • 家族・職場にバレたくない場合は、秘密保持を前提に“事故を防ぐ段取り”を最初から組むことが重要

プラトニック不倫の慰謝料問題は、放置するとこじれやすく、焦って動くと不利になりやすい分野です。
まずは落ち着いて争点を整理し、「安全に着地する順番」で進めてください。

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