解決事例:不倫で離婚した事案:的確に過去の裁判例を示すことにより、慰謝料減額に成功した事案

1. 事案の概要

ご依頼主様(20代/女性)は、職場に入社してきた同僚の男性との飲み会帰りに不貞行為へと至り、回数を重ねるうちに好意を抱くようになりました。

そこからご依頼主様と男性は、男性が妻帯者と知りつつも不貞関係を継続させていました。このことが男性の配偶者に知られてしまい、ご依頼主様は300万円の慰謝料を請求されたため、今回ご相談いただきました。

 

2. 慰謝料を請求された事案を私たちに依頼した理由

 

2.-(1)      経験豊富な弁護士が在籍

私たちは、特に慰謝料を請求された事案に力を入れており、これまで多くの事件を解決してきました。多種多様な解決事例を事務所ホームページにて掲載しており、できるだけたくさんの方が気軽に法律相談を受けられるよう、日々努めております。

 

突然請求された高額な慰謝料が、本当に適正妥当な額であるのかどうか、不安になられる方もいると思います。しかし、経緯や事実内容によっては、慰謝料を大幅に減額できる可能性があります。

初回のご来所時に、担当弁護士が親身に話を聞いたことによって、ご依頼主様は安心され、正式にご依頼いただきました。

 

3. 解決までの流れ

 

3.-(1) 過去の裁判例から、的確な事例を選出し主張

今回の場合、男性と奥様は慰謝料の支払いなく協議離婚に至っていました。

配偶者間において損害賠償債務を免除した場合は、お互いの同意を得て、かつ争いなく離婚に合意したと考えることができます。

 

また、裁判例によると婚姻関係の平穏は、第一次的には配偶者間によって維持されるべきものであり、不貞あるいは婚姻破綻の主たる責任は男性にあり、不貞相手となるご依頼主様の責任は副次的なものにとどまります。

 

私たちは、協議離婚の際に損害賠償債務が免除された点、また不貞相手となるご依頼主様の責任が副次的であることの2点を示した裁判例を提示し、本件の慰謝料算定のときにも減額要素になるべき事情であることを主張しました。

 

3.-(2)      男性がご依頼主様に対して婚姻関係が破綻していると発言していたこと

ご依頼主様は、男性が妻帯者と知ってはいたものの、「家にいると怒られる」と発言していたことや、離婚の話が前々から出ている、というような話を聞かされていたことから、婚姻関係は既に破たんしているものだと認識していました。

また、ご依頼主様はそれを確認する術がありませんでした。

婚姻関係の破たんが認められれば慰謝料の支払義務はありません。本件では婚姻関係の破たんまでが認められない事案でしたが、ご依頼主様が婚姻関係の破たんについて誤解してもやむを得ない事情があったことは慰謝料減額事由と考えられました。

 

4. 解決結果:示談により110万円の減額に成功 解決期間:2か月半

今回は男性の配偶者から300万円の不倫慰謝料を請求された事案でした。

 

本件における最大のポイントは、男性の配偶者間での協議離婚の際に、損害賠償債務が免除された点です。

不貞行為によって相手の男性が離婚し、慰謝料請求をされた場合でも、その離婚に損害賠償が発生しているかどうかという点は、慰謝料算定の減額事由になり得る可能性があります。

 

本件は300万円もの慰謝料を請求された事案でしたが、最終的に、110万の慰謝料減額に成功し、190万円の支払いで解決することが出来ました。

請求された金額 解決金・示談金の額 慰謝料減額の金額
300万円 190万円 110万円

 

慰謝料を請求された場合は、早急に対応する必要があります。請求された金額が妥当であるのかどうかなどの法的アドバイスは、すぐに弁護士に相談することをおすすめします。

 

私たちは、慰謝料を請求された事案に力を入れており、これまで多くの慰謝料を減額してきました。私たちは、より多くの人が相談できるよう、正式にご依頼いただくまでの費用は一切いただいておりません。まずはお気軽にお問い合わせください。

 

・0円!完全無料法律相談

・24時間365日受付中

・土日祝日、夜間の法律相談も可

 

>>✉メールでのお問合せはこちら(24時間受付)