不倫慰謝料の減額を弁護士に依頼したら裁判になりますか?

答え:高額な慰謝料を請求されたとしても、弁護士同士の話し合いで適切な金額まで慰謝料を減額できることがほとんどです。

 

必ずしも弁護士=裁判ではない

不倫慰謝料を請求された場合、弁護士に不倫慰謝料の減額を依頼したからといって必ず裁判になるわけではありません。むしろ、大半の事例では不倫慰謝料の減額は交渉で解決できます。アイシア法律事務所の解決実績では、終了した案件のうち交渉によって解決できた事案が約86%です(※)。

 

他方で、以下のような場合は裁判で不倫慰謝料を請求される可能性が高いです。不倫慰謝料を全く払うつもりがないと相手が思うと、いきなり裁判を起こされるのです。

(i)肉体関係はなかった・夫婦関係が破たんしていたとして、請求された不倫慰謝料を全く支払うつもりがない場合、

(ii)不倫慰謝料の請求されたのに無視し続けた場合。

 

不倫慰謝料を裁判で請求された場合の期間

次に、もし不倫慰謝料を請求する裁判を起こされた場合、どの程度期間がかかるのかを解説します。

不倫慰謝料の裁判は半年~1年程度

裁判で不倫慰謝料を請求された場合、解決までの期間は通常は半年から9か月程度です。不倫慰謝料の減額事由として、夫婦関係の破たんや肉体関係がなかったことを主張するときは裁判期間が長くなる傾向にあり、1年以上の時間を要することもあります。

裁判期日は1か月に1回程度で設定

裁判期日は概ね1か月に1回程度のペースで設定されます。もっとも、弁護士に不倫慰謝料の減額を依頼している場合は、弁護士が裁判対応を行うため、あなたは裁判期日に出頭する必要はありません。

もっとも、裁判官が当事者から話を聞く必要があると考えたときは、ドラマや映画である証人尋問のように1回だけ裁判所での尋問手続きに参加する必要があります(所要時間1~2時間程度)。

 

弁護士があなたの意向に応じた慰謝料の減額をします

また、相手方が弁護士を立てていない場合は、不倫慰謝料の減額交渉を弁護士に依頼すると大ごとになるのではと心配される方もまれにいます。しかし、弁護士はあなたの意向に従って不倫慰謝料に対応します。円満・穏便に解決したいというご意向をお話いただければ、そのように対応しますのでご安心ください。

裁判になっても良いから可能な限り減額を目指したい、裁判沙汰は回避して慰謝料の減額交渉で解決したい等のご意向を弁護士に伝えてください。

慰謝料減額に強い弁護士の探し方は下記記事も参考にしてください。

慰謝料減額に強い弁護士を探すポイント

慰謝料減額に強い弁護士に法律相談するとき確認するべき5つのポイント

 

 

あなたが直接、相手方と不倫慰謝料の減額交渉をしても、相手方は不倫されたという被害感情から冷静な話し合いができない場合が多いです。しかし、あなたが不倫慰謝料の減額交渉を依頼すれば、不倫相手の配偶者も弁護士を立てるケースが多く、そうなると弁護士同士で冷静に不倫慰謝料の減額交渉ができるので、かえって大ごとにせずに解決できるのです。

 

不倫慰謝料の減額Q&A

慰謝料減額に強い弁護士を探すポイント

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