【50代不倫】慰謝料請求されたら?|約400万円→150万円(250万円減額)の解決事例

はじめに:50代の不倫は「家庭・仕事・老後」に影響が出やすい

50代の不倫は、20代・30代の不倫とは少し違う顔を持ちます。子どもが成人していたり、仕事では責任ある立場に就いていたり、親の介護や健康不安が現実味を帯びてきたり……。生活の土台が固まっている分、ひとたび問題が表面化すると、影響が広い範囲に及びやすいのです。

この記事では50代不倫に関して以下のような悩みについて解説します。

  • 50代で不倫が起きやすい心理・背景(きっかけ)
  • 50代の不倫が招きやすいリスク(家族・仕事・お金・老後)
  • 配偶者の不倫に気づいたとき、最初にやるべきこと(冷静な初動)
  • 証拠収集の基本と注意点(違法にならない範囲で)
  • 離婚・別居・再構築を判断するポイント(50代ならではの視点)

また「50代 不倫」で検索する人の悩みは一つではありません。たとえば、次のように立場が分かれます。

  • 配偶者の不倫に気づいた(または疑っている)
    → 本当に不倫なのか、証拠はどうすればいいのか、熟年離婚になるのか、慰謝料は請求できるのか。
  • あなた自身が不倫に関わってしまった(請求されそう/請求された)
    → いくら払うことになるのか、減額できるのか、家族や職場に知られずに解決できるのか。

この記事の前半では、まず「なぜ50代で不倫が起きやすいのか」という背景を整理しつつ、50代の不倫が招きやすいリスク、そして配偶者側が不倫に気づいたときの初動と対処を解説します。

50代の不倫は“感情”だけで動くと、問題が大きくなりがちです。まずは全体像と手順を押さえて、後悔のない状態を作りましょう。
(執筆者)弁護士 坂尾陽(Akira Sakao -attorney at law-)

2009年      京都大学法学部卒業
2011年      京都大学法科大学院修了
2011年      司法試験合格
2012年~2016年 森・濱田松本法律事務所所属
2016年~     アイシア法律事務所開業

不倫慰謝料に詳しい坂尾陽弁護士

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50代で不倫が起きやすい心理・背景(正当化ではなく“起点”を整理)

最初に大切なことをお伝えすると、ここで扱う「心理・背景」は、不倫を正当化するための話ではありません。起きてしまった問題を解決するには、「どこで歯車がずれたのか」を冷静に把握しておく方が、話し合い・再構築・離婚のどの選択をするにしても、判断がブレにくくなります。

50代で不倫が起きやすい背景には、いくつかの“生活上の変化”が重なりやすい事情があります。

子どもの独立と「役割の変化」(空白感・夫婦の温度差)

子どもが社会人になる、独立する。これは喜ばしい節目ですが、家庭の空気は大きく変わります。これまで「親としての役割」に多くの時間と意識を向けてきた人ほど、ふとした瞬間に空白を感じることがあります。

夫婦の会話が減っていたり、生活が“協力関係”として回っていたりすると、子どもの独立を機に、夫婦二人の関係が急に輪郭を持ってしまうことがあります。たとえば、

  • 「夫婦として何を一緒に楽しむか」が見えない
  • 家庭内の役割分担だけが残り、気持ちの交流が薄い
  • 仕事や趣味の話はするが、将来の話は避けがち

こうした状態が長く続くと、ふとした日常の優しさや、職場での承認、誰かに必要とされる感覚が「心の穴」を埋めてしまうことがあります。50代の不倫は、衝動だけでなく、生活の変化が引き金になることも少なくありません。

夫婦関係の長期化(会話減・家庭内別居・すれ違い)

50代は、婚姻期間が長い家庭が多い年代です。長い結婚生活の中で、価値観の違い、コミュニケーションの癖、積み重なった不満が“当たり前”になってしまうことがあります。

ここで押さえておきたいのは、夫婦関係の温度が下がっているときほど、外での関係が「現実逃避」になりやすいことです。特に、次のような状態の家庭では、すれ違いが深まりやすい傾向があります。

  • 会話が事務連絡だけになっている
  • 寝室が完全に別で、生活時間もズレている
  • 「不満はあるが、いまさら変えられない」と諦めがある
  • 相手の行動に関心が薄く、質問もしなくなっている

一方で、夫婦関係の長期化は、問題が表面化したときのダメージも大きくしがちです。家庭が長く続いてきた分、信頼が崩れたときの衝撃は重く、話し合いも感情的になりやすいからです。

仕事・立場の安定/時間とお金の余裕

50代になると、仕事で一定の裁量が生まれたり、収入が安定したり、子育ての支出が落ち着いたりして、「時間」と「お金」の自由度が上がる人もいます。この自由度が、良い方向に向けば人生を豊かにしますが、不倫という形で出てしまうこともあります。

たとえば、社内・同業者間の距離の近さ、出張や会食の機会、仕事のストレスを共有できる相手など、関係が深まりやすい環境が整っているケースもあります。

ここで注意したいのは、50代は「立場」がある分、発覚後の影響も強くなることです。仕事上の信用、社内評価、取引先との関係などが絡むと、単なる夫婦問題では済まなくなることもあります。

介護・健康不安・“人生一度”意識(焦りと判断ミス)

50代は、親の介護が始まる、身近な人の病気や死を経験する、自分自身の体調の変化を感じるなど、人生の有限さを現実として意識しやすい年代です。

このとき、心の中で次のような思考が動きやすくなります。

  • これから先を考えると、今のままでいいのか不安
  • “最後のチャンス”のように感じて判断が速くなる
  • 罪悪感よりも、現状を変えたい気持ちが先に立つ

ただ、焦りが強いほど、言動は雑になり、証拠が残りやすくなり、対処も遅れがちになります。結果として、家族関係や仕事に大きな傷が残ることもあるため、背景を理解した上で「現実のリスク」を早めに確認することが重要です。

50代の不倫で起こりやすいリスク(家庭・仕事・お金を“現実ベース”で)

50代の不倫で特に厄介なのは、「失うもの」が多いことです。家族関係、仕事上の信用、生活資金、老後設計――どれも長い時間をかけて積み上げてきたものだからこそ、崩れたときの回復が簡単ではありません。

そして不倫問題は、発覚した瞬間に“法律の問題”にもなります。法律上の「不貞行為」は、一般に配偶者以外との肉体関係を指し、これがあると慰謝料請求や離婚問題に発展しやすくなります。

ここでは、50代の不倫で起こりやすい主なリスクを3つに分けて整理します。

家庭(成人した子・親族)への影響

「子どもはもう大人だから大丈夫」と思っていても、実際には精神的な影響や家族関係の変化は起こり得ます。たとえば、

  • 子どもが親への信頼を失い、距離ができる
  • 片方の親とだけ会うようになる、家族行事が崩れる
  • 親族間に情報が伝わり、親の介護や相続の話が難しくなる

また、50代では親世代が高齢になっているケースも多く、「親に知られたくない」「親を心配させたくない」という事情が強く働きます。ところが、家族の中で秘密を抱えたまま時間が経つと、本人も周囲も疲弊し、関係修復が難しくなることがあります。

仕事・世間体(会社バレ/信用)

50代は、会社での立場が上がり、部下や後輩を指導する側に回っている人も多い年代です。そのため、発覚後のダメージが「家庭内」にとどまらず、仕事に波及しやすくなります。

特に職場不倫や同僚との不倫は、次のようなリスクが高まります。

  • 社内で噂が広がりやすく、周囲の目が変わる
  • 評価・配置転換・昇進などに影響が出る(会社の風土による)
  • 取引先・顧客との関係で信用問題に発展する

また、強い言葉で相手を追い詰めたり、「会社に言う」などの発言が出たりすると、名誉毀損・脅迫など別の法的トラブルに発展することもあります。感情が高ぶる場面ほど、言葉と行動に慎重さが必要です。

注意

「会社にバラす」「家族に全部言う」などの発言は、状況次第で次のトラブルを呼びます。

目的が“解決”なのか、“制裁”なのかが曖昧なまま動くと、結果的にあなたの負担が増えることがあります。

お金(慰謝料・財産分与・年金・老後資金)

50代の不倫で最も現実的に重いのが「お金」の問題です。特に、離婚や別居が視野に入ると、慰謝料だけでなく、生活全体に関わる項目が一気に動きます。

ここで押さえておきたいポイントは、次の3つです。

  • 慰謝料だけで終わらない
    不倫が原因で離婚になる場合、慰謝料とは別に財産分与なども検討事項になります。
  • 家計が二つに分かれる
    別居・離婚で住居費が増え、生活費の設計を作り直す必要が出ることがあります。
  • 老後資金の影響が大きい
    退職金、年金、貯蓄など、将来の見通しを含めて考えないと意思決定を誤りやすくなります。

「今すぐの出費」だけでなく、数年〜十数年単位の生活再建を見据えることが、50代では特に重要です。

【配偶者側】50代の不倫に気づいたときの対処(証拠→選択→請求)

配偶者の不倫に気づいたとき、多くの人が混乱します。「問い詰めたい」「スマホを見たい」「すぐ離婚だ」――気持ちが揺れるのは当然です。ただ、50代の不倫問題は、感情のままに動くと修復も請求も難しくなることがあります。

ここでは、配偶者側(不倫された側)が、問題をこじらせずに解決へ進むための基本的な流れを説明します。

まずやること:感情のまま動かない(メモ化・状況整理)

最初にやるべきことは、意外かもしれませんが「戦う準備」ではなく、落ち着いて状況を整理することです。感情のまま問い詰めてしまうと、相手が警戒して証拠が消えたり、事実関係が曖昧になったりして、後で不利になることがあります。

まずは、次のような項目をメモに残しましょう(事実と推測を分けるのがコツです)。

  • いつ頃から違和感があったか(帰宅時間、出費、態度の変化など)
  • 具体的に見聞きした出来事(日時・場所・言動)
  • 共有財産・家計の状況(通帳・カード・保険などの管理状況)
  • あなたが望むゴール(再構築/別居/離婚/慰謝料請求 など)

この整理ができると、次の行動(証拠収集・話し合い・請求)を、感情ではなく目的から選びやすくなります。

「真実を知りたい」気持ちは自然です。ただ、目的は“勝つこと”ではなく“生活を立て直すこと”です。まずは冷静に事実を整理しましょう。

証拠集めの基本(合法範囲で/後で使える形に)

慰謝料請求や離婚の話し合いを考えるなら、証拠は重要です。特に、不貞行為(肉体関係)を裏付ける証拠があるかどうかで、交渉の進み方が変わります。

ただし、ここで最も大切なのは違法な方法に走らないことです。違法な手段は、あなた自身が刑事・民事のリスクを負うだけでなく、後の交渉を複雑にします。

注意

スマホ・SNS・メール等について、パスワードを突破して勝手にログインする、盗聴・盗撮にあたる行為をするなどは避けてください。“証拠収集のため”でも、違法な方法は別のトラブルを招きやすくなります。

一般に、後から説明しやすい証拠としては「いつ・誰と・どこで・何をしていたか」が客観的に示せるものが有効です。たとえば、次のような方向性で整理していくとよいでしょう。

  • 日時・行動が分かる記録(写真、スケジュール、位置情報の記録など)
  • 交際をうかがわせるやり取り(メッセージ、通話履歴など)
  • 不自然な出費の痕跡(領収書、明細等。入手経路が適法な範囲で)
  • 第三者の目撃情報(誰が、いつ、どこで見たかをメモ化)

「どこまで集めれば十分か」はケースによります。証拠が断片的でも、組み合わせて強くなることがありますし、逆に“危ない集め方”をしてしまうと別の問題に広がります。不安がある場合は、早めに弁護士へ相談して、方針を整えた方が安全です。

離婚・別居・再構築の判断軸(50代は“老後設計”もセット)

50代では、結論として「離婚する/しない」だけでなく、生活の作り直しが現実的な課題になります。焦って結論を出すより、次の判断軸を整理してから選ぶ方が後悔を減らせます。

  • あなたが守りたいものは何か(心の平穏/家族関係/生活水準 など)
  • 再構築が現実的か(相手が事実を認めるか、反省と行動があるか)
  • 別居した場合の生活設計(住居費、収入・支出、支援の有無)
  • 離婚した場合の見通し(財産・年金・退職金など将来まで含めて)

「許すか許さないか」だけで決めると、後で生活が苦しくなることがあります。逆に、生活の損得だけで決めると、心が追いつかず長期的に辛くなることもあります。50代は、生活と心の両方を同時に考える必要がある年代です。

MEMO

不倫問題は、夫婦だけの問題に見えて、実際には「家計」「住まい」「親族関係」「仕事」まで絡みます。判断を急ぐほど、見落としが出やすいので要注意です。

慰謝料請求の流れ(交渉→内容証明→裁判の概要)

配偶者や不倫相手に慰謝料を請求する場合、一般的には次の流れで進みます。いきなり裁判というより、まずは話し合い(示談交渉)から始まるケースが多いです。

  • ① 事実関係と証拠の整理
  • ② 請求先・請求方針の決定(配偶者/不倫相手/両方 など)
  • ③ 示談交渉(合意できれば示談書を作成)
  • ④ まとまらない場合は内容証明郵便の送付を検討
  • ⑤ それでも解決しない場合、裁判を検討

ポイントは、「何をゴールにするか」で動き方が変わることです。たとえば、再構築が目的なら、慰謝料よりも誓約書や再発防止策(接触禁止など)を重視することもあります。離婚を前提にするなら、慰謝料と並行して生活設計・財産の整理が重要になります。

また、50代では「早期解決」の価値が高くなりやすいです。長期化すると、心身の負担だけでなく、仕事や親族関係への影響が膨らみ、結果として解決が遠のくこともあるからです。

次の章以降では、請求された側の視点(減額・条件交渉)や、実際の解決事例も踏まえながら、「どうすればダメージを最小限にできるか」を具体的に解説していきます。

【不倫した側/請求された側】50代で慰謝料請求されたときの初動と考え方

50代で不倫が発覚し、配偶者(または相手方の配偶者)から慰謝料を請求されると、頭が真っ白になる方が少なくありません。とくに、仕事で責任ある立場にある、子どもが成人している、親の介護や老後資金の不安がある――こうした事情が重なる年代では、「このまま人生が崩れるのでは」と感じやすいからです。

ただ、慰謝料を請求されたとしても、**“請求された=その金額を払うしかない”**という意味ではありません。請求書(通知書)に書かれた金額は、交渉を見越して高めに提示されていることも多く、また請求の中身には、慰謝料以外の項目(探偵費用など)が混ざっているケースもあります。

50代の慰謝料問題で大切なのは、感情より先に**「初動の原則」と「争点の立て方」**を押さえることです。ここを間違えると、減額できる余地があっても自分から潰してしまうことがあります。

最初の数日で“やってはいけない行動”を避けられるかどうかで、結果が大きく変わります。焦るほど手続きは雑になり、相手に主導権を渡しやすいので注意してください。

無視しない・すぐ認めない・サインしない(初動の原則)

請求書や内容証明郵便が届いたとき、多くの方が次のどれかに振れがちです。

  • 怖くて無視してしまう
  • 早く終わらせたくて、すぐ謝って認めてしまう
  • 「とりあえずサインだけ」と思って示談書・誓約書に署名してしまう

しかし、この3つはどれも危険です。初動の基本は、シンプルに次のとおりです。

  • 無視しない
    → 放置すると、相手が訴訟など次の手段に進みやすくなります。あなたにとって不利な形で進むおそれがあります。
  • すぐ認めない
    → 事実関係や法的評価(責任の有無・範囲)が整理できていない段階で、全面的に認める発言・文書を残すのは避けるべきです。
  • サインしない
    → 示談書・誓約書は、一度署名すると後から覆しにくいことがあります。金額だけでなく、接触禁止・違約金・秘密保持など、生活に影響する条項が入っている場合もあります。

また、50代でよくある落とし穴が「職場や家族バレを恐れて、電話でその場しのぎの約束をしてしまう」ことです。電話口で「分かりました、払います」「書面はこれでいいです」と言ってしまうと、のちに交渉の余地を狭めることがあります。

現実的な対応としては、まず次の行動をおすすめします。

  • 届いた書面を保管する(封筒・差出人・日付も含めて)
  • 請求の相手方が誰かを確認する(本人/代理人/弁護士名義など)
  • 請求額の内訳があるか、何が根拠とされているかを見る
  • 反射的に返信せず、方針を整理する(必要なら弁護士へ相談する)

「早く終わらせたい」気持ちは自然です。ただ、早く終わらせるためにも、最初に雑な約束をしないことが結果的に近道になります。

(参考)慰謝料 請求されたら|今すぐやるべき初動対応を弁護士が5分で解説

請求内容を分解する:慰謝料/探偵費用など“上乗せ”の見抜き方

慰謝料請求の書面には、ひとまとめに「○○万円を支払え」とだけ書かれていることがあります。しかし、実際には次のように複数の項目が含まれていることがあります。

  • 慰謝料(精神的苦痛への損害賠償)
  • 調査費用(探偵費用など)
  • 弁護士費用相当額(損害として一定割合を主張されることがある)
  • 交通費・通院費など(ケースによって主張される)

この「中身の分解」は、減額交渉の出発点です。たとえば、慰謝料そのものについて争いがある場合もあれば、慰謝料は一定程度認めざるを得ないとしても、探偵費用などの“上乗せ”は削れる可能性がある場合もあります。

ここで確認しておきたいポイントは、次の3つです。

  1. 慰謝料の根拠となる事実が何か
    「いつから、どれくらいの期間、どの程度の関係だったのか」「相手が既婚者だと知っていたか」など、請求の前提が書かれていることがあります。事実が違う場合は、そのまま放置しない方がよいことがあります。
  2. 請求額が“法律上の見通し”と釣り合っているか
    請求額は高めに提示されることが多い一方、裁判や実務の相場感から見て過大なケースもあります。相場は事情により大きく変わるので、固定観念で決めつけないことが重要です。
  3. 探偵費用などが含まれているか/その必要性があるか
    探偵費用は、常に全額が認められるわけではありません。必要性・相当性(その調査が本当に必要だったのか、費用は妥当か)が問題になることがあります。
注意

相手方が感情的になっている場面では、「今日中に振り込め」「払わないなら会社に言う」など、強い言葉が出ることがあります。あなたが一人で受け止め続けると、精神的に追い詰められ、判断を誤りやすくなります。連絡窓口を弁護士に一本化することも選択肢です。

減額・免責の代表的な主張(婚姻関係の状況/事情の評価)

不倫相手(第三者)として慰謝料を請求される場合、責任が認められるためには、一般に**「相手が既婚者だと知っていた(または注意すれば知り得た)」**ことなど、故意・過失が必要になります。また、婚姻関係がすでに破綻していた(実質的に夫婦関係が壊れていた)場合には、慰謝料請求が認められにくくなることがあります。

ここは誤解が多いところなので、ポイントを整理します。

まず、よくある主張の方向性は次のとおりです。

  • 既婚者だと知らなかった(知らないことに落ち度がない)
    → 交際開始時の説明、周囲の状況、生活実態などから「知らなかった」「知り得なかった」を丁寧に検討します。
  • 婚姻関係が不貞以前から破綻していた
    → 単に「仲が悪かった」では足りないことが多く、別居の実態、生活費の分離、長期の家庭内別居、離婚協議の状況など、客観的事情が重要になりやすいです。
  • 不貞の期間・回数が限定的/悪質性が低い
    → 期間が短い、関係が浅い、発覚後すぐに解消したなど、事情により金額の評価が変わることがあります。
  • 請求額の内訳のうち、探偵費用等に必要性・相当性がない
    → 慰謝料とは別に、費用項目を削れる可能性があります。

50代のケースで特徴的なのは、夫婦が長く続いている一方で、長期間の不和や事実上の別居が背景にあることもある点です。つまり、50代では「婚姻期間が長い=増額要素」になり得る反面、「婚姻関係は形式的に続いていたが実質は崩れていた」という争点が立つこともあります。

そのため、請求された側としては、次のような視点で整理することが大切です。

  • いつから、どのように夫婦関係が変化していたのか
  • 別居や生活費の分離、連絡状況などの客観的事実はあるか
  • あなたが既婚者だと認識したタイミングはいつか
  • 認識した後の対応(関係を継続したか、解消したか)

これらは感情の問題ではなく、**金額や責任範囲に直結する“争点”**です。ここを外すと、「気持ちの反省」はしていても、交渉としては的外れになってしまいます。慰謝料の減額については「慰謝料 減額の完全マニュアル」で詳しく解説しています。

50代は“条件交渉”が重要:守秘・接触禁止・分割など

慰謝料問題は、金額だけの話ではありません。とくに50代では、次の事情が絡みます。

  • 仕事上の立場・信用を守りたい
  • 家族(子ども・親族)に波及させたくない
  • 老後資金や生活費を崩しすぎたくない
  • 長期化して心身が消耗するのを避けたい

このとき重要になるのが、示談交渉における「条件設計」です。たとえば、金額が多少上がっても、条件面を整えることで人生へのダメージを小さくできる場合があります。具体的には、次のような条件が検討対象になります。

  • 秘密保持(守秘)条項
    → 当事者以外(職場・親族・SNS等)へ不必要に広げないことを合意する趣旨です。
  • 接触禁止条項
    → 今後当該既婚者と連絡・接触しないことを明確にすることで、再燃リスクを下げ、相手の不安を減らします。
  • 連絡方法の一本化
    → 直接連絡を避け、弁護士経由にするなど。精神的負担の軽減にもつながります。
  • 分割払いや支払期限(支払方法)
    → 一括が難しい場合、現実的に支払える枠組みを作ることが重要です。

ただし、条件交渉は「強気に言えば通る」ものではありません。相手が何を恐れているのか(再発、隠蔽、世間体、傷ついた気持ち)を踏まえ、現実的に受け入れられる形に落とし込む必要があります。慰謝料問題が解決しそうな場合でも、最終的な「示談書」で条件面の見落としがないかを必ずチェックしましょう。

(参考)不倫示談書マニュアル【テンプレート付】|書き方・記載事項・無効リスク・公正証書化まで弁護士が丸ごと解説

50代は、金額の上下だけでなく「解決後の生活が守られるか」が本質です。示談書は“終わらせる紙”ではなく、“再燃させないための設計図”だと考えてください。

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50代不倫の慰謝料はどう決まる?(「年齢」ではなく評価要素で整理)

「50代だと慰謝料は高くなるのですか?」という質問はとても多いです。結論から言うと、年齢だけで機械的に決まるわけではありません。慰謝料は、主に「不貞行為による精神的苦痛の程度」を基準に、個別事情を総合して判断されます。

ただ、50代には50代ならではの事情(婚姻期間が長い、家庭や社会的立場への影響が大きい等)が重なりやすいため、結果として金額に影響が出るケースがある、という整理になります。

ここでは、慰謝料の考え方を、できるだけ分かりやすく“評価要素”で整理します。

金額を左右する主な事情(離婚の有無/期間・回数/悪質性など)

慰謝料額を左右しやすい要素として、一般に次のような点が挙げられます。

  • 離婚に至ったか/別居が始まったか
    → 不貞がきっかけで夫婦関係が大きく変わった場合、精神的苦痛が重大として評価されやすくなります。
  • 婚姻期間の長さ・夫婦関係の実態
    → 長い婚姻期間があると重く評価されやすい一方、実態として夫婦関係がすでに崩れていた場合は評価が変わり得ます。
  • 不貞の期間・回数・関係の深さ
    → 長期間、頻回、半同棲に近いなど、関係が深いほど不利になりやすい傾向があります。
  • 悪質性(既婚と知りながら継続、嘘、挑発、発覚後も継続等)
    → 相手方を強く刺激する言動や、発覚後の対応が悪いと、交渉がこじれて不利になりやすくなります。
  • 子どもへの影響、周囲への波及
    → 家族関係が大きく壊れた場合、精神的苦痛の評価に影響し得ます。

実務上の感覚としては、不倫慰謝料は「この範囲」と決め打ちできませんが、離婚の有無など事情によって大きく幅が出ます。請求額が最初から高い場合でも、上記要素を丁寧に当てはめていくと、現実的な落とし所が見えることがあります。

「50代ならでは」で影響が出やすい点(長期婚姻・老後設計・立場)

50代という年代が直接の評価項目ではなくても、50代の生活事情は、結果として評価要素に影響しやすい場合があります。代表例は次のとおりです。

まず、婚姻期間が長い家庭が多い点です。婚姻期間が長いほど、配偶者の受ける精神的衝撃が大きいと評価されやすい場面があります。とくに「夫婦として長年やってきた」「家族としての歴史がある」ほど、裏切りの重みが強く出ます。

一方で、逆に、50代不倫では長い婚姻の中で夫婦関係が事実上崩れていたケースも見られます。たとえば家庭内別居が長い、会話がない、別居状態に近い、離婚について協議していた等があると、「不貞が夫婦関係を壊した原因なのか」が争点になります。ここは強い主張になり得ますが、単なる主観では足りず、客観的事情の積み上げが重要です。

次に、**仕事上の立場(世間体)**です。50代は役職が上がり、信用が資産になっている人もいます。発覚が職場に波及すると、家庭問題を超えてダメージが拡大します。そのため、示談交渉では金額だけでなく秘密保持など条件面が重視されやすくなります。

さらに、老後設計です。慰謝料の法的評価は「支払能力」だけで決まるものではありませんが、示談交渉の場面では、支払い方法(分割・期限)を含めて現実的に回せる形を作ることが重要になります。50代では、ここが生活再建に直結します。

探偵費用が請求されたときの考え方(必要性・相当性)

慰謝料請求の中に「探偵費用(調査費用)」が含まれているケースがあります。ここで重要なのは、探偵費用が**“常に全額認められるわけではない”**という点です。

探偵費用は、相手方が「不貞の立証のために必要だった」と主張してきますが、実務上は、少なくとも次の観点が問題になります。

  • その調査は本当に必要だったのか(必要性)
    → たとえば、配偶者と連絡が取れて状況確認が可能だった、すでに不審点が多数あった等、調査に踏み切る合理性が問われることがあります。
  • 費用は妥当か(相当性)
    → 調査期間や方法に照らして高額すぎないか、目的に対して過剰ではないかが問題になります。
  • 調査の結果と損害の結びつき
    → 調査のために支出したことと、損害としての因果関係が整理できるか、という観点もあります。

もちろん、事情によっては探偵費用の一部が認められることもあります。だからこそ、請求された側としては「探偵費用が入っているか」「必要性・相当性に疑問がないか」を分けて検討することが、減額交渉の大きなポイントになります。

【解決事例】50代の不貞で約400万円請求→150万円で解決(約250万円減額)したケース

ここでは、50代の不倫で慰謝料を請求され、**約400万円の請求を受けたものの、最終的に150万円で解決(約250万円の減額)**に至った事例をご紹介します。結論だけを見ると「大きく下がった」と感じるかもしれませんが、そこには争点の立て方と、初動からの対応が関係しています。

事案の概要(50代・約400万円請求までの経緯)

ご依頼者(50代女性)は、10年前に知り合った男性と、数年後に不貞関係になりました。ところが、その関係が男性の配偶者に知られ、ご依頼者に対して約400万円近い不倫慰謝料が請求されました。

50代の不倫では、交際そのものよりも「発覚後にどう動くか」で結果が変わります。請求額を見た瞬間に焦ってしまうと、相手のペースで話が進み、不要な増額要素(言動の悪化、条件の不利)を作ってしまうことがあります。本件でも、まずは請求内容を整理し、争点を丁寧に検討するところからスタートしました。

争点①:不貞以前からの婚姻状況(破綻・悪化)をどう主張したか

不貞に基づく慰謝料は、不貞行為によって生じた精神的苦痛を補うものです。そのため、当該不貞の前から、夫婦関係がすでに深刻に悪化していた(実質的に婚姻関係が崩れていた)ような事情がある場合、**「不貞が夫婦関係破綻の原因ではない」**という点が争点になり得ます。

本件では、不貞以前から婚姻関係がうまくいっていなかったことを示す事情が複数ありました。そこで、単に「仲が悪かった」と主張するのではなく、夫婦関係の実態がどうだったのかを、できるだけ具体的に組み立てて主張しました。

50代案件でこの争点が効きやすい理由は、婚姻期間が長い一方で、長年のすれ違いが固定化している家庭もあるからです。もっとも、破綻の主張は簡単ではなく、言葉だけで通るものでもありません。だからこそ、主張の仕方を間違えると「責任逃れ」に見え、交渉が強硬になることもあります。実務では、相手方の感情も踏まえつつ、法的なポイントを外さずに進めるバランスが重要です。

争点②:探偵費用の減額(必要性・相当性の検討)

本件では、男性の配偶者が探偵を利用して調査を行っており、その費用も請求に含まれていました。

しかし、探偵費用は「かかったから当然に払え」という性質のものではなく、先ほど説明したとおり、必要性・相当性が問題になります。本件では、

  • 当事者間が連絡を取れる状況があったこと
  • それにもかかわらず、探偵に依頼すべき状況だったのか疑問があること

などを丁寧に検討し、損害項目として探偵費用を含めるべきではない(または減額すべき)旨を主張しました。

探偵費用は、請求書の中では“当たり前のように”混ぜ込まれがちです。請求された側がそこを見落とすと、結果として不要な上乗せまで受け入れてしまうことがあります。本件は、まさにその点が減額のポイントになりました。

】結果とポイント(早期対応で不利を拡大させない)

本件は、約400万円の請求を受けた事案でしたが、最終的に150万円の支払いで解決し、約250万円の減額が実現しました。解決までの期間は、おおむね約7か月でした。

本事例から読み取れるポイントは、大きく次の3つです。

  • 初動で“認め方・約束の仕方”を誤らないこと
    → 無視・即断・署名は、交渉の余地を狭めます。
  • 請求を分解して、争点を立てること
    → 慰謝料だけでなく、探偵費用などの上乗せを含め、どこが争えるかを整理します。
  • 50代は金額だけでなく“条件設計”も重要になりやすいこと
    → 家族・職場・老後の影響を見据え、再燃リスクを減らす合意内容を作ることが大切です。

50代不倫の解決には検討事項も多いですが、弁護士が一つずつ丁寧に問題点を整理して解決に導きました!

50代不倫でやりがちなNG行動(配偶者側/請求された側)

50代の不倫トラブルは、気持ちが乱れているときほど「取り返しのつかない一手」を打ってしまいがちです。しかも50代は、家庭・仕事・老後資金など守りたいものが多い一方で、問題が長引くほど生活への影響も大きくなります。

ここでは、**配偶者側(不倫された側)請求された側(不倫した側・不倫相手側)**に分けて、やりがちなNG行動と理由を整理します。

“感情をぶつける”よりも、“解決に近づく手順”を選ぶ方が、結果的にあなたの負担が減ります。

【配偶者側】感情のままの対決/証拠の扱いミス

配偶者の不倫に気づいた直後は、怒り・悲しみ・裏切られた気持ちでいっぱいになります。ここでのNGは、気持ちを抱え込むことではなく、感情の勢いで「証拠」「交渉」「今後の選択」を全部ぐちゃぐちゃにしてしまうことです。

よくあるNG行動は次のとおりです。

  • いきなり問い詰めて「証拠隠し」の時間を与えてしまう
    → 警戒されると、連絡先の削除・会う頻度の変更・財布や行動の隠蔽が進み、後から事実関係を整理しづらくなります。
  • その場の怒りで「離婚だ」「家を出て」と宣言し、生活の土台が崩れる
    → 50代は住居・家計・今後の働き方の再設計が必要になりやすく、勢いだけで別居に入ると、後から条件交渉が難しくなることがあります。
  • 違法・グレーな方法で証拠を取ろうとしてトラブルが増える
    → 証拠のためでも、方法を誤ると別の揉め事を招きやすくなります。結果として本来の目的(再構築・離婚・慰謝料請求)が遠のくことがあります。
  • SNSや周囲への拡散で“取り返しのつかない対立”を作る
    → その場はスッキリしても、職場・親族・子どもに波及すると、夫婦問題が「社会問題」になり、解決が難しくなることがあります。
  • 不倫相手に直接連絡して、強い言葉・脅しに近い言動をしてしまう
    → 目的が“謝罪させる”でも、言葉がエスカレートすると別の法的トラブルに発展する可能性があります。

では、どう動けばよいか。ポイントは、次の順番を守ることです。

  • 「事実の整理」→「証拠の整理」→「自分のゴール整理(再構築/別居/離婚/慰謝料)」の順で考える
  • 子ども・親族に話す前に、まず“あなたがどうしたいか”を固める
  • 生活設計(住まい・家計)を無視して結論を急がない

50代は、離婚するにしても再構築するにしても、今後の生活の組み直しが大きい年代です。感情は自然な反応ですが、解決手順に優先順位を付けることで、あなたが消耗しにくくなります。

【請求された側】無視・不用意な連絡・会社経由のやり取り

請求された側がやりがちなNGは、「怖さ」か「早く終わらせたい焦り」から起きます。特に50代は、職場での立場や家族関係を守りたくて、判断が極端になりやすい点に注意が必要です。

よくあるNG行動は次のとおりです。

  • 請求を無視して放置する
    → 相手は次の手段(より強い手続)に進みやすく、あなたの納得感が低い形で話が進むおそれがあります。
  • その場しのぎで「全部払います」と言ってしまう/口約束を重ねる
    → 後から争点整理(内訳の分解・必要性の検討)がしにくくなり、減額の余地を自分で狭めてしまうことがあります。
  • 示談書・誓約書に安易に署名・押印する
    → 金額だけでなく、接触禁止・違約金・秘密保持・支払方法など、生活に直撃する条項が入ることがあります。
  • 「家族バレ回避」のために、相手方配偶者へ直接連絡して火に油を注ぐ
    → 誠意のつもりでも、言い方・タイミング次第で感情が爆発しやすく、交渉が硬直することがあります。
  • 会社の端末・社内メール・勤務時間中の連絡で対応してしまう
    → 記録が残りやすく、職場に波及したときの火種になりやすい行動です。50代ほど立場のダメージが大きくなりがちです。
  • 慌てて証拠を消す・口裏合わせをする
    → 問題の本質は「解決」なのに、対応が“隠す方向”に寄ると、状況が悪化しやすくなります。
  • 相手に挑発的なメッセージを送る(逆ギレ、開き直り、責任転嫁)
    → 感情の一言が、示談を遠ざけ、条件面(秘密保持など)でも厳しくなる原因になり得ます。

請求された側が最初にやるべきことは、「反省の表明」ではなく、事実と内訳の整理です。具体的には次の順番を意識してください。

  • 届いた書面の内容(請求額・根拠・内訳)を確認する
  • 連絡は“その場で結論を出さない”前提で、丁寧に受け止める
  • 慰謝料と、探偵費用などの上乗せ項目を分けて検討する
  • 示談書は“条件設計”の文書だと理解し、署名前に内容を精査する

50代は「今後の生活」と「社会的信用」が絡みやすい分、金額だけでなく条件面(秘密保持・接触禁止・支払方法)も含めて、早い段階で整理できるほど解決が近づきます。

まとめ:50代不倫は「背景理解→現実の対処→早めの相談」が鍵

50代の不倫は、心理・背景の面では「役割の変化」「夫婦関係の長期化」「健康不安」などが重なりやすく、リスクの面では家庭・仕事・お金・老後設計に波及しやすい問題です。だからこそ、感情のままに動くのではなく、手順と優先順位を決めて進めることがとても重要になります。

最後に、重要ポイントをまとめます。

  • 50代の不倫は、子どもの独立・夫婦関係の長期化・仕事の立場・老後不安などが重なりやすい
  • 影響は「家庭」だけでなく、「仕事」「お金(慰謝料+生活再建)」まで広がりやすい
  • 配偶者側は、感情の対決よりも、事実整理→証拠整理→選択(再構築/別居/離婚/請求)の順で考える
  • 請求された側は、無視・即断・署名を避け、請求の内訳を分解し、争点と条件を整理することが大切
  • 50代は金額だけでなく、秘密保持・接触禁止・支払方法など“解決後の生活を守る設計”が効いてくる

不倫問題は、誰かに相談しづらいテーマです。ただ、放置したり、勢いで動いたりすると、むしろ長引いてしまうことがあります。状況が複雑なときほど、早めに専門家へ相談して整理することで、選べる選択肢が増えます。

50代不倫で高額な慰謝料や離婚が絡む場合は早めに弁護士に相談することをおすすめします!

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