解決事例:ホステスが枕営業で慰謝料請求された事案 枕営業判決を主張して35万円の支払いで解決

1. 事案の概要

 

依頼主様(30代/女性)は、ホステスとして働いていましたが、お店に来たお客様(既婚男性)から口説かれて不倫関係を持ってしまいました。

相手方男性がお客様の立場で積極的に口説いてきたため、ホステスとして営業活動をしなければならない依頼主様は断りきれず不倫関係を継続してしまいました。

 

 

このことが相手方男性の奥様に知られてしまい、CM等を流すような大手法律事務所の弁護士から300万円の不倫慰謝料請求を受けてしまいました。

依頼主様としては、ホステスとしての営業の一環で肉体関係を持ったにすぎないのに高額な不倫慰謝料請求を受けたこと、職場や家族等に知られては困ること等からどのように対応すれば良いか悩んでおられました。

 

 

2. 不倫慰謝料の減額をアイシア法律事務所に依頼した理由

 

2.-(1)     相手方法律事務所との減額実績

 

ご依頼主様は、相手方の弁護士は、大手法律事務所に所属しており、直接話したときに非常に高圧的な態度であったことから非常に不安を覚えておられました。

 

しかし、アイシア法律事務所は、たまたま相手方法律事務所との間で不倫慰謝料の減額案件を行ったことがありました。相手方法律事務所との間で不倫慰謝料減額実績があるということで、依頼主様に安心していただくことができました。

 

 

不倫慰謝料事件を取り扱っている大手法律事務所は多数の不倫慰謝料請求を行っております。そのため、アイシア法律事務所は、いくつかの法律事務所との間で不倫慰謝料の減額案件を複数取り扱っております。

相手方弁護士が大手法律事務所・著名法律事務所だと非常に手ごわいと不安を覚えられるかもしれません。しかし、私たちは日本を代表する四大法律事務所出身の弁護士を中心として設立されており、不倫慰謝料の減額について大手法律事務所・著名法律事務所に引けを取らない実績がありますのでご安心ください。

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2.-(2)     限界までの不倫慰謝料減額を実現

本件では肉体関係(不倫)は事実でしたが、依頼主様にとって有利な事情が複数存在しました。ご依頼主様が可能な限り不倫慰謝料を減額することを望まれたため、アイシア法律事務所は徹底的に戦って限界まで不倫慰謝料減額を実現することを提案しました。

法律相談で後述の通り枕営業判決や有利な事情を指摘した上で不倫慰謝料を減額できる限界の見込みをお話したことで、アイシア法律事務所は依頼主様のために徹底的に戦ってくれると思っていただいたようです。

 

2.-(3) 枕営業判決を利用したホステスとお客様の不倫案件の取扱い

私たちは、銀座という立地柄かホステスや風俗嬢でお客様と不倫関係になり、慰謝料を請求された事案を数多く取り扱っています。

キャバクラや風俗店では営業活動が必要であり、お客様と肉体関係を持つことを断れずに不倫をしてしまうケースが少なくありません。ホステスや風俗嬢のお客様との不倫は、枕営業とも言われるものです。

枕営業に関しては不倫慰謝料の支払いを免れるとして枕営業判決があります。枕営業判決を利用して、大幅な慰謝料を減額した実績も数多くあります。ホステスや風俗嬢の営業活動としてお客様とやむを得ず不倫関係になり慰謝料を請求された場合はぜひご相談ください。

 

枕営業事例:ホステスや風俗嬢の営業活動としてお客様と不倫をした事案の解決事例

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3. 解決までの流れ

 

3.-(1)     有利な事実関係を主張

弁護士は依頼主様から不倫に関する様々な事実関係を詳細にヒアリングしました。そうしたところ、不倫に至った経緯に関して依頼主様に落ち度がないことや、不倫期間がごく短期間であり回数も少ないこと等の有利な事実関係が分かりました。

そこで、裁判例等を踏まえて依頼主様に有利な事実関係を主張して、本件では高額な不倫慰謝料が認められないことを説得しました。

 

3.-(2)     ホステスとお客様の不倫について枕営業判決を指摘

 

ホステスの皆様がお客様との不倫関係に基づいて不倫慰謝料の請求を受けた場合、非常に有利な裁判例があります。

いわゆる「枕営業判決」と言われるものであり、クラブのホステスが顧客と枕営業を行った場合は不倫慰謝料の請求は認められないとするものです(東京地裁平成26年4月14日判決)。

 

本件でも枕営業判決を指摘して、不倫慰謝料請求が認められない可能性があるため、相手方弁護士に不倫慰謝料が低額と感じても示談に応じるよう求めました。

 

 

3.-(3)     交渉打ち切りの通告

 

相手方弁護士と誠実に協議を続けませんでしたが、どうしても不倫慰謝料の金額について合意することができませんでした。そこで、不倫慰謝料の減額交渉を打ち切る旨の通告を行いました。

アイシア法律事務所は、不倫で慰謝料を請求された事案について徹底的に戦う姿勢があります。誠実に交渉を行っても納得できる解決を得られない場合は、裁判の場で徹底的に戦うことも厭いません。

もちろん、どんな事案でも闇雲に紛争を激化させるのは良くありませんが、訴訟・裁判も辞さないため弱腰の交渉をせずに済みます。

最終的に、交渉打ち切りの連絡をしたところ、相手方弁護士が裁判を回避するため、こちらが主張する解決金額での譲歩を申し出ました。

 

4. 解決結果:不倫慰謝料265万円減額/交渉で決着

 

最終的には、相手方弁護士は当初300万円の不倫慰謝料を請求しましたが、不倫慰謝料減額交渉により依頼主様は解決金35万円の支払いで和解することができました。不倫慰謝料を265万円減額することができました。

不倫慰謝料の相場に比べても大幅な減額に成功した事案でした。

(参考)不倫慰謝料の相場はどれぐらいですか?

 

本件は、交渉での解決が停滞したためアイシア法律事務所の弁護士は裁判も辞さない覚悟で交渉を打ち切る旨を通告しました。しかし、このような強気な態度を見せたため、かえって相手方弁護士が譲歩し、交渉で決着することができました。

 

また、本件は35万円という低額な支払いでの解決ができた事案です。この背景にはホステスの皆様がお客様と営業の一環で肉体関係を持った場合に関する「枕営業判決」があります。

アイシア法律事務所は銀座の立地のためか、ホステスの皆様から多数の法律相談を受けております。枕営業判決を利用して請求された慰謝料は大幅に実現した解決実績も数多くあります。ホステスの皆様が、お客様の奥様から不倫慰謝料の請求を受けた場合は是非ご相談ください。

 

不倫慰謝料減額についての法律相談と見積りは無料です。アイシア法律事務所はホステスの皆様からも多数の法律相談をお受けしている実績があります。弁護士直通の電話による無料法律相談も行っております。まずは悩まずお気軽にお問合せください。

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